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経営コンサルタント視点の映画感想文#3「スタートレック ディープ・スペース・ナイン(DS9) シーズン6 第15話『非情の捜査線』」

更新日:2023年6月13日

こんにちは、SACCEED CONSULTINGです。

1ヵ月以上更新が止まってしまいました。


さて、今日は映画感想文シリーズです。

ただ、映画ではなく、本日扱うのはドラマです。

すみません。

また映画は別で扱います。


私はスタートレックが大好きです。

オリジナルシリーズ(TOS)

新スタートレック(STAR TREK THE NEXT GENERATION:TNG)

スタートレック ディープ・スペース・ナイン(DS9)

スタートレック ヴォイジャー

スタートレック エンタープライズ

スタートレック ディスカバリー

スタートレック ピカード

(映画版、アニメシリーズ、日本未放映シリーズは除く)


除くと描いたけど、パイク船長のSTRANGE NEW WORLDSは見たいです。

いつみられるのか。


さて、スタートレック ピカードのお祭り騒ぎもまだ実は私の中で冷めていない中、

スタートレック ピカードをブログの題材にしない。

それはまた後日。


今日は、DS9のシーズン6第15話「非情の捜査線」というお話で、非常に面白い描写があったので、お伝えします。


物語の基本的なところを簡単に。

かつてカーデシアという種族がベイジョーを支配していました。

カーデシアから独立を勝ち取り、ベイジョーは惑星連邦の保護下に入りました。

その際に、カーデシアが作った宇宙ステーションをベイジョー臨時政府と惑星連邦がディープ・スペース・ナイン(Deep Space Nine)としてが共同管理することとしました。

シスコ大佐(着任当初は中佐)が司令官として、近くに発生したワームホールの見張りや、カーデシアや、ワームホールの先のガンマ宇宙域から来たドミニオンからの侵略に対応していくというお話です。


(概要なので、認識や表現など間違えなどあればお許しください)


今回のお話は、技術主任のチーフ・オブライエンがある任務でDS9から一時不在にしている時の話。


DS9内で色々と機械の不調が発生していた。

士官たちは副司令官のベイジョー人のキラ少佐に対して報告(苦情)を伝えていた。

ステーション内の細かい異常にキラ少佐は「オブライエンがいないといつもこう。」

とイラツいていた。

その際にクリンゴン人のウォーフ少佐が「チーフが留守でも、なぜ部下がきちんと管理できないのか」という旨の疑問を呈していた。


確かにそのとおりである。

技術部の主任が欠けても、組織なのであるため、きちんとメンテナンスできて然るべきである。

誰かがいなくても、きちんと回すことができるのが組織としてあるべき姿。

事実キラ少佐の口から、「機関部のクルーは一生懸命やっている」旨の発言がある。


しかしなぜ、チーフがいないとステーション内で異常が生じるか。


それは、ステーション内の機械が、連邦とカーデシアのテクノロジーが共存しており、それを共存させることができるのが、チーフのみという問題である。


つまり、課題として、チーフの行う「連邦とカーデシアの技術共存」というノウハウをきちんと承継することが挙げられる。


誰かが欠けたことによって、これまでできていたことができなくなるということは、組織として問題となる。

それが大口取引先とのコミュニケーションだったり、

金属加工の繊細な技術だったり。


そういった技術、ノウハウを持つ方が定年退職や病気で一時抜けないといけなくなったりした場合、


「技術・ノウハウを知らないから無理」


という状況では、取引先の信頼の低下につながってしまう可能性も考えられる。

またそこから、売上の低下に直結してしまう可能性もある。


ただ、技術などは「その人」が培ったものであり、それを100%教えることは難しい。

特に言葉などで伝えることとなると至難の業だと思う。


しかし、だから言って何もしないのか?

・基本的な部分を共通に持っているあれば、あとはオリジナルの部分を100%ではなくても伝えられる限り伝える

・基本的な部分がないのであれば共通な部分をまず伝授し、オリジナル部分の味付けを少しづつ時間をかけて行う

・機械化できることなのであれば機械化する


など、方法を考えるべきである。


こういう組織を見たことがある。

・先輩が自分のノウハウを絶対に教えない。右往左往している後輩を見て笑っているだけ。助けない。相談しても乗ってくれない。

・どんどん従業員が辞めていき、せっかく培ったノウハウなどがどんどん失われていく。


こういう状況が続くと、従業員の中で、心理的安全性を保つことができなくなる。


同じ組織で、前に進んでいかないといけないわけで、その中できちんと伝授しようとしない意識では、部下もうまく成長できないし、新たにノウハウを取得するのに時間がかかり、「無駄な時間」を過ごしてしまうこともある。


「引継ぎ」だけでは伝授できないものは多い。

なのできちんとした組織内の教育は必須なのである。


「甘ったれるな」という感覚の管理職などの方々もいるかもしれないが、

育成を誤ると、自分にも帰ってきてしまう。



ちなみにチーフ・オブライエンはそういうネガティブな考えの人ではないと思う。

忙しすぎる。

なぜそこを何とかしないのかなと思うところも、見ていて感じます。



以上

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