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まずはここから

更新日:2023年12月5日

こんにちはSACCEED CONSULTINGです。


また日がかなり空いてしまいました。

なんかバタバタでよくわからないまま11月も終わりが近づいてきました。

この間11月になってしまった!と思っていたら、もう11月も残りわずか。

今年も残りわずかです。


さて、今日は人的資本経営について。

人的資本経営という言葉があります。

これはどういうことかというと、

経済産業省のホームページから引用すると

「人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。」

ということです。


その中で必要な要素として、「従業員エンゲージメント」というものがあります。

従業員エンゲージメントとは、従業員が会社の方針、方向性、目指すビジョンに共感し、「貢献したい」と自発的に思う意欲です。


じゃあ、どうすれば上がるか?

どうやって従業員教育をすればいいか?


ちょっと待ってくださいね、そういったことを考える前に、まずは「自社分析」を行って、自社の「当たり前な部分」の客観視から始めるべきです。


会社には、多くの人がいます。

多くの人がいるから関係ないというものではなく、

多くの人がいるからこそ、皆が一つにまとまる何かが必要なのです。


会社という存在なのでピンとこないかもしれませんが、

会社も「存在」です。

人間と同じです。

人間は脳が体のあちこちに指示を出して動きますよね。

手足が勝手に、脳の指示と違う動きはしませんよね。


会社はどうでしょうか?

手足と例えてしまうと語弊があるのですが、

会社の脳を経営陣、経営者とすると、その指示で動くのは従業員の方々です。


つまり、経営者の指示、意図、考えをしっかりと認識しないと、今は大丈夫でも将来的にそのズレが大きなズレとなってしまいます。


そのために自分の会社がどのような歴史を経て、どのような強みを持って、どのような危機に瀕して、どのような意図で製品ができて、どのように貢献してなど、従業員が知っておかないといけません。


営業において、他社とほとんど変わらない性能の製品を販売する時に、「自社の製品のアピール、他社製品の差別化」をしないといけません。

そんな時、自社のことを知っているようで知っていなければ、うまく伝えることはできません。


私もサラリーマン時代はそうでした。

他社のサービスとの違い、なぜ「自社か」ということが上手く言えなかった。

それは営業本人の問題もあるかもしれませんが、

なぜ自社がその商品、サービスを扱っており、他社よりも優れているのかを説明しないといけません。

○○より安い、○○より早い、○○より優れている、でも買ってもらいるかもしれません。

営業している方が何となく言っていても刺さりません。

自社の製品、サービスに自信を持たないと、心から「優れている」と言えないと思います。


ちょっとだけ逸れますが、

私は「男はつらいよ」が好きです。

47作目「男はつらいよ 拝啓 車 寅次郎様」に、このような描写が出てきます。


寅次郎の甥の満男が、営業の仕事の愚痴を言っているシーンです。

そこで

「この鉛筆を俺に売ってみな」と寅さんが満男に言います。

満男は、消しゴム付きの鉛筆を、その特徴を言うだけです。

しかし寅さんは、鉛筆を介して思い出話、そしてボールペンとの比較(ボールペンに無いもの)をし、満男が買う気になってしまう。


その製品のエピソードを知っておけというのではなく、なぜ他と優れているかということを説明する時に、背景、そして自社の想いなどを知っていると、うまく話ができると思います。


人材の育成においても、自社のことを従業員が知らないと、ベクトルを揃えて走っていくことができません。


昔30人31脚というテレビがありましたが、

1人1人バラバラでは前に進みません。


皆がベクトルを一つにそろえるために、自社の基礎=当たり前を皆が知っておかないといけません。

経営理念もその一つです。


特に創業社長はそうですが、「会社=社長」という認識が強いことが多く、

担当者はいれど、「社長」がいるから取引があるケースが多いです。

つまり、自社のアイデンティティーとは社長なのです。

事業承継の際に難しいのが、それを継承することです。


なので、できる時に、自社分析をきちんと行い、自社を客観視し、従業員の方々などと共有することが大切なのです。


そこから様々な戦略に繋げていくのです。

BCPもそうです。

自社の業務の可視化を行っている中で、その脆弱性が見えてきたため、補強していかないといけないと、クライアントの方からお話がありました。







客観視、可視化を行うことで、様々なものが見えてきます。

自社分析をスタートとし、様々な戦略に繋げていきます。

自社分析は色々な方法があると思います。

自社分析で検索すれば3C分析と出てくるケースが多いですが、

(それを否定しているのではなく。とても大切なことです。やり方は様々だと思います。否定しているのではありません。)

私はまずは自社を徹底的に知ることをやっていくべきと考えています。


自社の強みなどは補助金申請でよく使われますが、

そのためだけではなく、様々なものに使えます。


そして都度見直しをし、従業員の方々と共有していきます。

まずはそこから始めるべきなのです。


私は銀行や支援機関でお世話になりました。

そこで多くの会社の強みを引き出してきました。


今こそ自社分析をしていくことが大切です。


何かの為だけに分析するのではなく、

会社を一つの存在としてきちんと機能させるために

自社分析が必要です。


規模が小さいから。

従業員少ないから。

創業したばかりだから。

だから関係ないのではなく、今からそれをやっておき、クセにしておけば、

会社規模が大きくなっても、きちんと見直しを繰り返し、

新しい自社分析を従業員の方々と共有できます。


もしも説明を聞きたいという経営者の方、管理職の方など、

お問い合わせください。

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