明けましておめでとうございます。
昨年は物価高騰など、生活にも直撃することや、世界が変わってしまうような出来事がありました。
昨年お世話になりましたクライアントの皆様におかれましては、更なる飛躍の年になることをお祈り申し上げます。
また、こちらのブログをご覧いただいている皆様も、更なる飛躍の年になることをお祈り申し上げます。
さて、令和5年1月4日に、岸田首相の年頭会見がありました。
(首相官邸ホームページ:会見全文)
こちらについて解説、コメントをする立場にないのですが、
一部気になったところを挙げさせていただきます。
感想としては、私のセミナーにご出席いただいた方や本をご覧いただいた方はご承知かと思いますが、
個人の強さというものをより強くしていかないといけないなと改めて感じるところでした。
「賃上げを持続可能なものとするため、意欲ある個人に着目したリスキリングによる能力向上支援、職務に応じてスキルが正当に評価され、賃上げに反映される日本型の職務給の確立」
という内容がありました。
現在の日本企業の主流派「メンバーシップ型雇用」、つまり終身雇用であります。
私個人、これが日本の企業の悪しき部分でもあり、良い部分でもあるかな、比較的否定的な意見を持っています。
従業員は終身雇用にあぐらをかいていてはいけない時代になってきています。
これは岸田政権になる前から、新型コロナウイルスの感染が拡大してから思うようになりました。
従業員自身も価値観が変わっています。
詳細はセミナーや私のYouTubeをご覧いただきたいのですが、
会社からの指示待ちではいけない、自分で考え自分で行動していかないといけない時代に入ったと、新型コロナウイルス感染拡大が始まった当初より感じています。
ここにきて、政府の方針としてもそのような舵取りがなされようとしてます。
私は転職を推奨したり、副業を推奨する立場はとっていません。
特に副業を推奨する立場にはない理由として、「空き時間に」というのに否定的です。
家族がいらっしゃらなければ別ですが、家族がいる場合、特にお子さまの気持ちの面でよくないと思います。
生活費やお小遣い稼ぎのために、常にお父さん、お母さんがいないという状況が、子供にとってどのような影響があるでしょうか?
その辺はきちんと考えるべきだと思っています。
話を戻しますが、個人のスキルアップが非常に大切な時代となっています。
ジョブ型が広まれば、優秀な人材の取り合いが始まることが想定されます。
個人は当然ですが、企業も「雇ってやっている」という意識ではいけない時代です。
特に個人はボーっとしていてはいけないと感じます。
本当にそのような時代になったなと感じました。
また、賃上げについて、企業の生産性向上はもちろん、個人個人の仕事に対する生産性を上げていかないといけない時代です。
やみくもに残業し、ということではなく、いかに効率的に仕事をし、次の仕事、そしてプラスでどこまでできるかを考えないといけない。
決まった時間内でこれまでの仕事+アルファができるようにならないと、つまり生産性を上げないといけないと感じます。
物価が高騰し、仕入れ値などに影響が出ています。
商品・サービスの単価が上がらなければ、当然利益が出ません。
設備投資をして生産性を上げることは、お金さえあればできますが、
従業員一人一人の生産性を上げる取り組みも大変重要になっています。
仕事の効率化というものを一人一人考えないといけない。
自分の勤めている会社を守るのは、自分なんだという意識を持たないといけない。
そのためにまず自己分析で自分の強みを認識し、
仕事の効率化、組織の成長を通じた生産性向上を果たしていく必要があります。
設備投資ではできない部分もしっかりと考えないといけない時代です。
今のままでいいやという意識ではいけません。
そうなった時に、不確実な事象が生じた時に対応できるようにしておかないといけない。
つまりBCPの一環として考えないといけないと思っています。
私がブログ等で申しているように、すべてが一つに繋がっています。
守りの投資も、十分攻めの投資です。
守りを蔑ろにしていては、思い切った攻めの戦略を立てることができません。
それを改めて感じる会見だったと思います。
今のままでいいではなく、できることから変えていく必要があると思います。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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